【書評】 知ってますか?出世のルールは2度変わりますよ

知ってますか?出世のルールは2度変わりますよ。『出世する人は人事評価を気にしない』

みなさん、会社や組織で働いていたら「何であの人が上司なんだろう?」と思うことはありませんか。それは、みなさんと上司で組織内での評価基準が違うからかもしれません。この本を読めば、出世と評価基準の関係(出世のルール)が簡単に理解できます。そして、なぜ?「出世する人は人事評価を気にしない」のか分かります。

一般社員は卒業基準。求められている業務を理解して「早く、正確に、沢山」取り組む。管理職は入学基準。1つ、2つ上の役職なら、どのように判断、行動するか常に考えて取り組む。経営職は視点を高く、全体最適で考え、自分自身で判断して取り組む。つながる力と質問力が重要。このように説明されており、出世のルールが2度変わることが理解できて勉強になった。

また、"子会社に飛ばされた同期が上司になった日"という衝撃的な見出しで始まる小説パートがあります。営業部所属で上司の言う事は絶対服従。運動部出身で24時間戦えます!という課長の金剛。自称同期ナンバーワンで成果を出ているが、実は取締役からは時期部長にはふさわしくと判断されていることを上司から告げられる。そこから金剛は、どのように変わるのか?。自分と重ね合わせて楽しめる。

組織の評価やキャリアに関して悩んでいる方は必読。私も3年に1回くらいの頻度で読み返してます。

【サイト】
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